ウッドブラインド マガジン

ウッドブラインドになる木 あれこれ

当店のウッドブラインドにはバスウッドが使われていますが、他にも使われている素材が有ります。

シナノキ(バスウッド)

日本国内でウッドブラインドと言えば、ほとんどがこれ、シナノキすなわちバスウッドです。狂いが少ないことから、バイオリンやギター、内装用合板(シナべニヤで有名)にも使用されています。木目の主張が少なく、軽さときめの細かさが高い次元でバランスしている優秀な木材です。
北米大陸や、ユーラシア大陸の北部などの比較的寒い地域が主な産地で、ブラインド向けだと、ロシアからヨーロッパから算出されるセイヨウシナノキ(リンデンバウム )を使う事が多いです。
なお、当店のブラインドに使用する木材にはルーマニア産を使用しています。

軽く柔らかいので、取扱に注意が必要です。正目ならきれいな木目を楽しめますが、高価になりがちです。安価で提供されているものは、木目がまだらで反りが強かったりしますので、塗膜を厚くしたり、樹脂でコーティングするなどの処理が行われています。
日本を初め、中国でも広く産出していて、ブラインドを初め、すのこや収納家具として輸入されています。
軽いという点を生かして、操作が楽という特長を持たせたブラインドが多いです。

レッドシダー

高級ウッドブラインドの代名詞。木目がはっきりとしていて主張が強めの木です。イギリスやオーストラリアはウッドブラインドがメジャーですが、その中でも高価格帯のブラインドとして取り扱われています。当店があるE-comfort郡山の2階の窓にはオーストラリアから輸入したシダー製ウッドブラインドを設置しています。

樹脂(プラスチック)

PVCの他、樹脂製のスラットに木目調のプリントをしたものが作られています。防炎だったり見た目の統一感が有ったり機能的かもしれませんが、所謂プラスチックですので、質感は木製のほうが良く感じる事でしょう。市場ではこれもウッドブラインドと称して販売している店舗も有りますが、正しくはウッド調ブラインドです。

ササキヒサシ

主にブラインド関連商品の開発・仕入を中心に業務をする。仕入は現地で行うという方針で、中国、台湾などで海外企業と一緒に商品開発をしている。蝉はおいしいと断言できる雑食系。